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SOP2018 新年ご挨拶

  • その他
  • 2018.01.01|渡邉 宏

 新年あけましておめでとうございます。

 今年は東日本大震災から7年を迎えます。沿岸部の復興防災事業と新しい市街地整備の風景のほかは、大災害を知ることが難しくなりました。被災した自治体毎に進捗に違いがありますが、復興は進んでいます。
今、世界各地で不安定な状況が、これまで以上に私たちの活動と生活に影響を及ぼすようになっています。国内では戦後蓄積された課題と格差が拡大、働き方改革など就労と生産のあり方の変化、AI・ロボットなど情報・技術革新など、ここ数年の大きなウネリを強く感じます。

 お陰様で関・空間設計は、地域の皆さんから連携と協働とご支援をいただき、これまで地域の建築・まちづくりに取り組むことができました。ありがとうございます。
 一昨年は、岡設計から分社独立をして20年を迎え、昨年は弊社を牽引してきた関信男会長が退任して名誉会長になりました。活動環境の変化と共に、私たちにとって大きな変化の時でしたが、引き続き「これからの関・空間設計」を目指して役職員一同一生懸命に取り組んでいます。

 私たちの活動の現場である東北は、人口減少と高齢化という全国の先進課題と、震災からの復興と新しい地域経営という課題を背負っています。今年も地域の期待と課題に向き合い、建築設計監理の実務者として、創業以来のコンセプト「Spirit Of Place」を掲げて発信と連携を深め、建築・まちづくりの協働のプラットフォームを充実していきます。

 地域の建築設計事務所として「地域と顧客の皆さんの価値の継承と新しい価値の創造」に寄与していく決意です。

 間もなく今まで見たことのない新しい技術と社会が現れます。
 今年も一緒に建築・まちづくりのために連携・協働していきましょう。
 どうぞ本年も宜しくお願いいたします。

2018年正月

関・空間設計
代表取締役社長
渡邉宏