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金子寛

SOP研修報告【金子】「津波被害から復興した島」

  • 研修関連
  • 2018.03.26|金子寛

24年前に津波による大きな被害を受けた島がその後どのような形で復興をしたかを見ることで、東日本大震災から復興しつつある東北沿岸の各地域の今後を見据える参考にしたいと思い、北海道の奥尻島へ行ってきました。
奥尻島は、1993年7月12日 午後10時17分発生に発生した北海道南西沖地震(推定震度=6)による津波によって島の南端、青苗地区では船舶火災と建物火災により、一夜にして壊滅状態となりました。
今回は、被害の大きかった青苗地区を中心に、奥尻島津波記念館、時空翔、緊急避難用人工地盤「望海橋」などの施設と現在の町の様子を視察してきました。

01奥尻-津波 (09)奥尻島津波記念館

①奥尻島津波記念館
震災時の写真、奥尻島の歴史・島の成り立ちが解る模型、震災時~復興までのVTR上映など、視覚に訴える展示となっており、規模は小さいながらも印象に残る充実した内容となっている。平日にも拘らず、訪れる観光客は多かった。

01奥尻-津波 (25)時空翔

②時空翔
青苗地区に整備された「徳洋記念緑地公園」にある慰霊碑。震災の記憶を後世に伝えるモニュメントがある。7月12日の夕日がモニュメントのくぼみの中へ沈む。

01奥尻-津波 (27)望海橋

③望海橋
青苗漁港の岸壁から直接高台へ避難するための人工地盤。普段は港を見渡せる展望台となっている。

01奥尻-津波 (41)街並

④町の様子
震災の爪痕はほとんど残っておらず、観光と漁業の島としての風景が広がっているが、町の所々に高台への避難通路や防潮堤があり、津波に対する備えもみられる。防潮堤は、奥尻島の雄大な自然景観を損なわないように市街地の要所に絞って整備されている印象だった。