プロジェクト

野蒜海岸津波避難施設

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東日本大震災時寄贈のコンテナハウスを東松島市の復興に再活用

東日本大震災時、仮設施設として活用して欲しいとBOSCH社より東松島市にコンテナハウスが寄贈されました。児童館や集会所などの応急仮設施設として活用されました。

今回のプロジェクトは、その善意で寄贈いただいたコンテナハウスを寄贈元の厚意と震災の記憶を継承するため、役目を終えたコンテナハウスを再利用し、復興事業の一環として必要な建物に再利用するプロジェクトでした。

既存コンテナの活用法の検討から建物の設計監理まで、規模は小さいながら紆余曲折6年の歳月が費やされました。

敷地は、震災時に津波の被害を受けた野蒜海岸沿いに面しており、その復興事業の一環として、公衆トイレの整備、及び津波が発生したときに海水浴客が一次避難出来る防災棟を整備する計画でした。

既存コンテナを鉄骨フレームで囲み、木の切妻屋根を載せる建物構成とし、

特別名勝松島の景観に溶け込む意匠としました。

防災棟は高台にあるため、360°眺望が良く、野蒜海岸の多様な風景が感じられ、様々な用途での活用を見据えた設計となるよう工夫しています。

野蒜海岸周辺の復興事業はまだ途中段階であり、これから様々な整備が計画されているので、その中で今回の施設が有効活用され魅力的な復興事業となることを期待したいと思います。

齊藤善宏+小野寺謙

施設概要

場所
宮城県東松島市野蒜字洲崎
用途
防災棟(休憩所)・公衆トイレ2棟
竣工年月
2021年4月
延べ面積
防災棟147.72㎡  公衆トイレ27.61㎡
構造
S造
階数
地上1階

受賞歴