プロジェクト

仙台市霊屋下復興公営住宅

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既存の地域コミュニティや歴史ある景観と調和する復興公営住宅

 観光客が多く訪れる瑞鳳殿の参道に面する立地や、戸建住宅を中心とする既存住宅地との調和を図り、新しくこの地へ移り住む方達が早く地域に溶け込み、新しいコミュニティを築けるように設計しました。

参道景観への配慮
 参道に面し住棟妻側を向けるよう配置し、ベランダなどの生活感が直接参道に面さないよう配慮しました。また、アルミ製手摺を避けるなど、アースカラーを基調とする落ち着いた参道景観に馴染むデザインとしました。参道沿いには、既存の桜の木を活かしたポケットパークや、参道と連続するアジサイの植栽帯を設け、固有の景観の中に溶け込む公営住宅を目指しました。

周辺住宅への配慮
 敷地周辺の低層住宅地中心の街並みに調和するよう、2~4階建の低層棟とし、住宅が近接している部分は駐車場や緑地帯による緩衝帯を設けました。

新しいコミュニティをつくるための配慮
 2棟構成とした建物の間は、参道とつながる中庭を計画し、各住戸前のベンチや植栽帯を設け、中庭を中心としたコミュニティの図り易い設計としました。

住環境への配慮
 南側に5階相当の森があることから、敷地境界からセットバックし、一部住戸には光庭を設け、できるだけ日照、通風条件が良くなるよう配慮しました。

(斎藤拓也+陳炳文)

施設概要

場所
仙台市青葉区
用途
集合住宅(復興公営住宅)
竣工年月
2014年12月
延べ面積
1,618.60㎡
構造
RC造
階数
地上4階

受賞歴