![](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/43efaad3760f50002e70e3afadaf8d3d.jpg)
6年前に、フィンランド(アアルト)、スウェーデン(アスプルンド)を訪れて、北欧の風土、文化、建築に触れ、たいへん良い経験をしましたし、その後の建築活動に影響を与えた、と感じています。
その時からの「北欧残りの2国、デンマーク(ヤコブセン)、ノルウェー(スノヘッタ)もいつか行ってみたい」との思いもあり、今回、デンマークの首都・コペンハーゲンと、ノルウェーの首都・オスロに10日間程度、滞在しました。
【日程】2019年7月7日(日)~7月17日(水)
■コペンハーゲンの建築
コペンハーゲンは、高層建築物のない“こじんまり”とした町です。
市庁舎や古城はもちろんのこと、建物のほとんどが石造り、レンガ造りの中低層建物で歴史と文化が感じられ、まちの雰囲気を創り出しています。
ただ古いだけでなく、そこに素晴らしい現代建築がバランスよく置かれており、その対比が秀逸…コペンハーゲンならではの風景を創り出しています。
古いものをずっと大切に使い続けると共に、新しいものは町の将来を考えて、慎重につくっているであろうことが想像できます。
かたや、私たちが普段関わっている日本の建築は、コペンハーゲンのまちづくりのようなことまで配慮して考えているだろうか?と少し恥ずかしくなりました。
![オペラハウス(へニング・ラーセン)](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/2c814dc66c73128e352337d394b3bb39-410x308.jpg)
![コペンハーゲンIT大学 ティントゲン学生寮(ルンゴー&トランベア) (1)](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/7d78040d0bfaad401c9951a42f09795b-410x308.jpg)
![コペンハーゲンといえば…ニューハウンの風景](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/179fcf2cb99c9581c132f788e2465125-410x308.jpg)
![コペンハーゲンの街並み](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/626226cf3985ef29eafdc56ec50c642d-410x547.jpg)
![コペンハーゲン市庁舎](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/e738173cf84957a3e6a7ef0760207406-410x308.jpg)
![ブラックダイヤモンド(王立図書館)(シュミット、ハンマー&ラッセン)](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/aabadbac16d216cb7c25e84f1856f55d-410x308.jpg)
![発電所(B](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/bf2a1f34ccad3a22a7c17496b8405f69-410x308.jpg)
■コペンハーゲンのにぎわい
今回の研修で、とても感銘を受けたのは、コペンハーゲンで暮らす人々の“生活の豊かさ”です。
たまたま滞在していた時がコペンハーゲンのジャズフェスティバルの期間で、町中いたるところで、音楽とビールを楽しめました。
ただ、ジャズフェスティバルの場所だけではなく、夕暮れ時になると、みんな街中の広場、公園、レストランになんとなく集まり、楽しい時を友人、家族と過ごすのです。
「豊かだなぁ…」と心の底から感激すると共に、「仙台もこうありたいなぁ…」と思いました。
![ジャズフェスティバル](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/e54e1fb473b7230cb4bf479932b098aa-410x308.jpg)
![夕暮れ、ジャズコンサートを楽しむ人々](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/4d5eb625e8b771d2e238d0e348edbb23-410x308.jpg)
![夕暮れの街角の広場の風景](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/0e96b83b18d83fbca8d75281c3f57a21-410x308.jpg)
![夕暮れの公園の風景](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/f2851a923d8acc5d6b7cca06012edc28-410x308.jpg)
![夕暮れの町のレストランの風景](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/10fe8189b2168770d32937587e05b0b1-410x308.jpg)
■ルイジアナ現代美術館
コペンハーゲンから列車で40分程度北に向かった海沿いの町に、「ルイジアナ現代美術館」があります。
今回の研修で様々な素晴らしい建築を見た中でも、この美術館にとても感動しました。
美術品も、1950年代以降の現代アートについては、世界でもトップクラスです。
建物は、増築を重ね、いくつかのパートに分かれており、それぞれをガラスの通路で連結した回廊形式になっています。
この美術館を巡りながら感じる「内部と外部空間の心地よい関係性」は本当に素晴らしい…
回廊の途中にある、海が目前に広がるテラスレストランでのランチとビールは最高でした!
また、いつか来たい場所です。
![ルイジアナ美術館エントランス](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/384b1c86e6ee9a175440bbc9269458bf-410x308.jpg)
![屋外アートを楽しみながらの移動](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/cd2e83303f1fe557cab9ee1e980d28d8-410x308.jpg)
![外の風景とつながる展示室](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/0d992179be00dab1e5d94445722e980a-410x308.jpg)
![美しい階段](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/f544e8901f636f8aad4bf84b31809826-410x308.jpg)
![ハイサイドライトから光の落ちる明るい展示室](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/45f4d02cb237268df7caff12c56fdf89-410x308.jpg)
![海が見えるにぎわいのレストラン](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/70a6170e92e441f9f4e10ca1550a4ac6-410x308.jpg)
■STEEL HOUSE
コペンハーゲンでの宿泊は、北欧の物価の高さを考え、また一人の寂しさを紛らわすことも考え、ドミトリーを選択しました。
50才近いオッサンがドミトリーに泊るのもどうかと少し考えましたが、今回は“アタリ”でした。
たまたまネットで見つけた「STEEL HOUSE」というホテル。
シングルやファミリー室もありますが、既に予約がいっぱいだったので、6人1室のドミトリー室です。1泊15,000円くらいが普通のコペンハーゲンで、1泊5000円程度!
同室の世界いろんな国からの人たちとのコミュニケーションもよかったし、ラウンジ等の共用部がとても素敵で、居心地の良い場所でした。結局、5泊しました。おススメです。
![スチールハウス外観](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/9b92ec5de5eac5b172157bb88d99a9c4-410x547.jpg)
![ラウンジ](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/84c742220d72776c4ee80891addaa75b-410x547.jpg)
![極小の宿泊室(ドミトリー)](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/76de1cb5b7b5130affb5b134ff5a0226-410x547.jpg)
![にぎわうエントランス](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/e29b5e9e3ed147030b81a4aef034fed5-410x308.jpg)
■オスロ
列車→フェリー→バス…10時間くらいかけて、コペンハーゲンからオスロに移動。
オスロは、山と海に囲まれたイメージ通りの「フィヨルドの街」でした。
湾沿いに有名なオペラハウスや市庁舎が建ち並び、にぎわいの広場空間が連続しています。
中央駅にも近い、オペラハウスの周りは、ムンク美術館やオスロ図書館など、建設ラッシュで、近い将来、素晴らしい都市空間ができそうです。
![オスロ オペラハウス(スノヘッタ)](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/d81f2771acff514457089e4f02e3606d-410x308.jpg)
![オスロ オペラハウス内観](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/4c5c631ee8f8ccb6dc7f754b669069c6-410x308.jpg)
![オスロ図書館(建設中)](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/bd0f3fe364148ab0319ab96f156ffdae-410x308.jpg)
![ムンク美術館(建設中)](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/3814b2930d6cc7478adc6d45663f1b40-410x308.jpg)
![ムンク マドンナ](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/0d6ccad8e6d46c268982822259a8b9e6-410x547.jpg)
![ムンク 叫び](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/b8a8ffefe92ee757715c8221b5953720-410x547.jpg)
■北欧のお金事情
高い!とは思っていたが、やはり物価が高かった!
カフェのビールが1000円、ランチのハンバーガー1800円、ペットの水が350円…
キャッシュレス、とは聞いていたが、本当に現金使わなかった!
逆に、現金使うのに苦労しました。ノルウェーでは現金全く持たずに過ごしたけれど、大道芸人に小銭あげることができなかった…
![ペットの水が360円!](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/e49ea33d4a31855b497c1f4333f580f0-410x308.jpg)
![カードしか使えない公衆トイレ](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/b15cb8247fe392e369add95c31965141-410x308.jpg)
![Cash Only!](https://www.sopnet.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/Cash-Only-410x547.jpg)
北欧の歴史、文化、生活の豊かさ、建築の素晴らしさ、風景、人… この研修を通じて、多くを五感で感じてきました。
こういったすばらしい経験をさせてくれた会社のみなさんと、協力してくれた家族に感謝しつつ、これを糧に今後の活動に活かしていこうと思います!