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富谷宿観光交流ステーション「とみやど」オープン

  • プロジェクト関連
  • 2021.05.15|江田紳輔

5月15日(土)、デザインビルドの手法で阿部建設様とのJVで取組んだ、富谷宿観光交流ステーション「とみやど」がオープンしました。

このプロジェクトは、仙台の北に位置する富谷市にある宿場町・富谷宿が2020年に開宿400年を迎えるにあたり、歴史・文化を継承、観光資源としつつ、富谷宿の面影が残る「しんまち地区」まちづくりの“プラットフォーム”となる場所をつくる事業です。

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宮城県最古の酒蔵「内ケ崎酒造店」の分家である「内ケ崎醤油店」の跡地を利用して、既存の母屋、蔵、等をリノベーションし、木造平屋の施設を一部新築して整備しました。

「内ケ崎醤油店」は、地元出身の偉人「内ケ崎作三郎」の生家でもあり、「内ケ崎作三郎記念館」が整備されています。

敷地内には、記念館の他、地元で人気の飲食店等の商業施設が軒を連ね、ステージ、ひろば等の交流施設も整備され、これからの「しんまち地区」のバリューアップ、まちづくりに貢献する場所になりました。

2019年9月にプロポーザルで選定されてから、2020年6月には竣工、という短期間での設計・施工です。

老朽化した既存建屋を壊しながら設計し、並行して施工する、という、ライブ感のある現場でした。

富谷市、まちづくり関係者、テナント関係者、施工者、設計監理者…多くの関係者が「良いものをつくりたい!」というゴールに向かって、たくさんの困難な課題を解決しながら、協働できた結果だと感じます。

IMG_7798リノベーション前の「内ケ崎醤油店跡地」-編集

関係者のみなさま、ありがとうございました。

そして、コロナ禍の影響で延期が続きながら、「とみやど」念願のオープン、おめでとうございます!

この場所が起点となり、これから100年の「しんまち地区」まちづくりに大きく育つことを祈念いたします。