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YMCA南大野田保育園 園庭の緑化が完成しました!

  • お知らせ
  • 2022.01.24|岩根敦

開園して19年、仙台市内にあるYMCA南大野田保育園の園庭緑化プロジェクト、コロナ禍で存続が危ぶまれた中、3年越しで実現しました
よくある運動会メインの平らな園庭が、日々の遊びを豊かにする緑あふれる園庭になりました
ご縁があって計画アドバイザーとして参加しましたので、その概要をご紹介します

計画は先生たちとワークショップをしながら進めました
園庭改造に込めた願い(先生たちが考えたものです!!)は「子どもとして生きる」です
①子どもの友だちは自然界 水・土・虫・鳥・緑と共に過ごす
②健やかな心と体を育む
③世界と地球を見つめ、考え、行動する
SDGsにも通じる骨太で素敵な願いですね
途中で判断に迷った時はこの願いに立ち返り、計画を進めました 002

そして今回、事業費の一部に緑の羽根募金を利用させていただきました

幸運にも宮城県緑化運動70周年記念「広げよう!森林が育む豊かな心と学びの力推進事業」森林環境教育(木育)の場づくりモデル事業として採択され、事業費の一部を拠出して頂きました
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時系列でその活動を報告します
2018年9月頃…? 自宅でのほほんと晩酌している時に妻に園庭改造を相談される…
当時の園庭の様子、先生たちがセルフビルドでつくった小さな築山と水路が見えます

004-既存園庭≒2017 2018年11月 職員アンケートを実施
園庭に対する思い・アイデアとともにケガや事故を心配する意見もありました
「子どもと一緒に」「手作りで」「経過や過程を共有」「柔軟に変えられる」など方向性を決める大切なキーワードがでてきました

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2018年12月 職員ワークショップ(WS)
アンケートをもとに意見を整理、それをもとに行動や素材をグルーピングして何ができるか、どんなことが考えられるか、アイデア出しをしました

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2019年3月 計画素案まとめ
WSのアイデアを実際の園庭に落とし込み、場所ごとにテーマを決めて計画しています

007 2019年4月 花壇づくりWS
「手作りで」を実行すべく、花壇・小さな畑をセルフビルド、縁石は園庭にあったレンガブロックを再利用し、「まずはやってみる、やってみてダメなら変えていく」を実践していきます
自分たちで作ることで「柔軟に変えられる」仕組みと気持ちも作っていきます

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2019年度 年度途中での園長先生の異動もあり、なかなか合意形成が進まず…
2020年4月 新年度になり緑化推進委員会へ計画を打診するも、コロナの影響で募金活動が縮小、補助金自体が…?ここで計画は一次中断します…
2021年4月 緑化推進委員会より連絡があり、状況は急展開します
緑化計画を周年記念事業として行わないかと打診が!
幻の計画になるかと諦めかけていたこともあり、一も二もなく申し出を受けました
はじめの計画から時間も経過し異動で変わった先生方もいたので、あらためて現状を把握し、計画を練り直しました

2021年7月 先生方による園庭現況まとめ
自分たちで考えるきっかけとして、先生方に数グループにわかれて、以下のような調査とまとめをしてもらいました

2021年8月 計画素案まとめ、樹種選定
現況整理とともに出たアイデアを現地に落とし込みます011それをもとに植栽の専門家・東洋緑化さんから具体的な樹種選定と提案をしてもらいました

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2021年11月 いよいよ園庭の緑化工事です
施工は東洋緑化さん、レンギョウのトンネルや隠れ家など、普段はあまり施工しない工事も…職人さんたちが試行錯誤しながら施工していきます

2021年12月 記念植樹式
工事が完成し、記念の植樹式が行われました

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シンボルツリーのオリーブを植樹しました
みんないい笑顔です!

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完成した園庭の一部をご紹介します

園庭の中央には築山があります

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水場の近くにはどろんこ遊びができるスペース
一部の土をいれかえて泥だんごが作れるようにしています
今日は池になってますね(笑)

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小さいこどもには小さな築山、大きくなったら大きな築山を目指します

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既存のパーゴラにはツルが絡むようにキウイを植えました

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牛乳パックの鳥かごに鳥たちがエサを食べに来ます
子どもたちはその鳥を図鑑で調べます

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ブランコはいすを外してロープ登りに改造です

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竹で組んだアーチはこれからレンギョウが成長するとトンネルになります
ジャングルジムのように登ってちょっと折れてしまいましたが、ご愛嬌(笑)

こちらはレンギョウの隠れ家、成長が待ち遠しいです

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道路際のカシワやハーブはままごとや遊びに使います

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小さいこどもの園庭はグラス植物やプランターでゆるやかに仕切ります
水やり姿がほほえましいですね

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工事を伴う大規模な園庭緑化はここでひと段落ですが、これからは「子どもと一緒に」「手作りで」「経過や過程を共有し」「柔軟に変えていく」ことになります
それには手間もかかるし、時には危ないこともあるでしょう
それもすべて「子どもの健やかな心と体を育む」事につながると信じて進むことになります
私もその活動の行く末を微力ながらお手伝いし、見守りたいと思います