湯沢市皆瀬庁舎について

投稿日:2022.04.25



湯沢市皆瀬庁舎は、現庁舎の老朽化に伴う建て替えに際して、
同じく老朽化・施設利用率の低下が課題である周辺施設を統合し、地域づくり・地域経営の拠点として複合的に計画した施設となります。
総合支所・生涯学習センター・診療所・郵便局・JA店舗を複合した利便性の高い施設です。
設計は私たち㈱関・空間設計と地元湯沢市の設計事務所である創建築設計、みらい設計、シグマ企画加納設計でJVを組み、
皆瀬地域の住民の方々の意見を聞きながら、協力して行ってまいりました。

建物の建つ場所は現庁舎の隣で、西には山林、東には小安峡温泉へと続く皆瀬川が流れ、
北側には皆瀬体育館、皆瀬保育園が並んでいます。

建物は南北に通った1本の大きな廊下状の空間「みなせストリート」を中心に計画しており、
この空間を通して総合窓口や調理室等の各機能にアクセスできます。これにより施設内の活動の様子が一目でわかり、出会いが生まれる施設としています。

降雪のとても多い地域で、4月の着工前に除雪を行う必要がありましたが
10月には、特徴的な2つのハイサイドライトの屋根形状が見えてくる予定です。

工事は地元の施工会社である㈱三友建築所が中心となり、
私たちは監理者として、設計図通りに施工されているかだけでなく、建物の色・見た目・細かな使い勝手の調整を
施工者や関係者、市と打ち合わせしながら行ってまいります。
2023年7月に完成予定です。