まなウェルみやぎ
















施設概要
独立性と連携性を両立する教育と福祉の複合施設
宮城県によるPFI事業である教育・福祉複合施設「まなウェルみやぎ」は、教育系施設である県立総合教育センター、仙台一高から独立した通信制の美田園高等学校、福祉系施設である県立子ども総合センター、県立中央児童相談所、県立リハビリテーション支援センターの計5施設が入居する複合施設です。
設計においては各施設の独立性、セキュリティを確保しながら、施設の連携を高めるという相反する要素をいかに実現にするか、また、入居する各施設が複雑に絡み合う平面をいかに明快に構成するかという点を重視しました。
これらの課題を解決する方法として以下の点に配慮しました。
まず、複数の施設がひとつの建物に同居することを、より有効にするため、施設相互の結節部分にラウンジを設けて来館者および職員同士のコミュニケーションおよび施設相互のシナジー効果を高めることをねらっています。このラウンジは施設内のいたるところに点在し、目的に応じて使い分けられるよう様々なヴォリュームと設備や什器等の仕掛けが用意されています。
次の点として、廊下・ラウンジ・ヴォイドからなる共用ゾーンと居室ゾーンを交互にリニアーに配置する平面計画とすることで平面の明快性を確保しています。このリニアーな平面計画はそのまま外観にも明快に反映され、施設のランドマーク性を表現しています。また、ラウンジやヴォイドなどのオープンな空間と居室ゾーンをリニアーに交互に配置することで、水平垂直双方向に空間が連続し、光と風を導くことに成功しています。
このプロジェクトはPFI事業のメリットである、設計者と施工者、そして維持管理者がそれぞれ培ったノウハウをお互いに持ち寄って、それをさらに高め合うことで、より価値の高い施設を実現できたと確信しています。今後は施設利用者及び職員の方々と維持管理者であるSPCが一体となって、施設をより素晴らしいものに創りあげていくことを期待しています。
担当者
三浦高史 ※設計・監理:佐藤総合計画、阿部仁史アトリエ、関・空間設計による協同



