プロジェクト

道の駅 湘南ちがさき

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地域のブランドシンボルとなる、ゲートウェイとしての“湘南初”の道の駅

本計画は、湘南初となる道の駅の新築計画です。茅ヶ崎ブランドの発信、交流促進や賑わい創出を目的とし計画され、設計・建設・運営がチームとなったDBO方式により事業がスタートしました。

設計コンセプトである、「地域のブランドシンボルとなる、ゲートウェイとしての道の駅」を体現するべく、国道側や交流広場側にはガラスを多用し、外部への賑わい創出を実現しました。一方、鉄砲道沿いには内外に連続する木ルーバーを配置し、設備・搬入エリアの目隠しをしつつ、「鉄砲道ギャラリー」として地域住民へ向けたギャラリー空間としました。敷地形状に沿うように各機能を配置することで、それぞれの属性に応じて表情が変わる計画としています。

全体のデザイン計画として、内外部に連続する木ルーバーは「海辺の木柵」、2階天井の木ルーバーは「大きなサーフボード」、雁行させたガラスファサードは「海のきらめき」、青い階段は「湘南のビッグウェーブ」、サーフボード型の案内サインや植栽計画など、各所に「茅ヶ崎らしい」デザインを散りばめました。

また、仕上げで使用している木材は、本市が災害連携協定を結んでいる宮城県南三陸町のスギ材(FSC認証木材)を使用しています。

外構は湘南・茅ヶ崎の象徴である海をモチーフに、敷地全体や駐車場を「海」に見立て、道の駅を「船」、植栽帯を「島」、安全な歩行空間を「桟橋」としてデザインしています。

植栽は茅ヶ崎市と姉妹都市であるハワイ・ホノルルを感じさせるようなシュロやブラシノキといった南国風の植栽を取り入れ、一方、鉄砲道に面するところは茅ヶ崎の在来種を主体とした植栽計画とし、茅ヶ崎の新たな風景を創出しています。

構造は鉄骨でブレース構造を採用し経済性に配慮しました。正面となる場所にはX柱を配置、雁行させたガラスファサードと重なることで、湘南らしい海のきらめきを表現しています。環境デザインの観点として、Low-Eガラスの採用や太陽光設備、高効率機器の採用により、Nealy ZEBを達成、BELS認証を取得しています。

設計時には、市民へ向けたワークショップを茅ヶ崎市役所ロビーや近くのショッピングセンターにて開催し、延べ400人に参加いただきました。これらの意見は設計にフィードバックされ、市民と協働して作り上げてきた代物です。

【いいヒト・モノ・コト】があつまり、発信する場所=「ゲートウェイ」として、この道の駅がその一端を担うことにより、茅ヶ崎のブランディングがより一層発展していくことを心から願っています。

江田紳輔+三浦高史+作山和輝
(撮影:浜田昌樹/川澄・小林研二写真事務所)

施設概要

場所
神奈川県茅ヶ崎市
用途
道の駅
竣工年月
2025年3月
延べ面積
3.021.61㎡
構造
S造
階数
地上2階

受賞歴