子ども第三の居場所 たがじょうきち

















施設概要
場所
宮城県多賀城市
用途
子ども第三の居場所(児童福祉施設等)
竣工年月
2025年11月
延べ面積
157.33㎡
構造
木造
階数
地上2階
子どもたちが安心して自由に過ごせる、白い器
本施設は、地方行政組織・NPO・公益財団法人の協働により開設される「子ども第三の居場所」として、おおがわらきちと同時期に計画された建物です。
自分らしくいられる場所を見つけられるよう、空間にはあえて余白を残し、多様な過ごし方を受け止める器となることを目指しました。
外観は白を基調とし、爽やかでやさしい印象を与えるガルバリウム鋼板を採用しています。耐久性やメンテナンス性といった実用性を確保しながらも、無機質になりすぎないよう色味やデザインで柔らかさを加えました。サッシも外壁と同色とし、窓そのものを主張させず、“壁にぽっかり空いた穴”のように自然に感じられる表情としています。一見ランダムに見える窓配置は、内部からの視線の抜けや採光を丁寧に検討した結果生まれたものです。
内部空間は、壁による明確な区切りだけでなく、床レベルの変化や家具配置によって緩やかにゾーニングしています。コンパクトな建物ながら視線が通り、互いの気配を感じながらも、必要なときには一人になれる落ち着いた場所を確保しています。
階段は単なる上下移動のための要素ではなく、本棚やたまり場としての役割も兼ね、1〜2階の活動スペースをゆるやかにつないでいます。その他の施設内に点在する家具も、それ自体が“小さな居場所”を内包し、子どもたちをそっと受け止める存在となっています。
遊び・学び・休息など、そのときの気持ちに合わせて過ごし方を自ら選べることを大切にしました。
子どもたちが安心して自由に過ごし、自分らしさを育むことができる居場所となることを願っています。
担当者
江田 紳輔+阿部 佳穂+小林 誠(株式会社ArchitectureTeam) (撮影:早川 真介/早川記録)



