仙台市青葉消防署小松島出張所













施設概要
まちに開かれた地域の安全の拠点
仙台市青葉消防署小松島出張所(以下「出張所」と表記)は、旧耐震基準の施設であることから、老朽化に伴い建て替えを実施することになりました。元々、複合施設として小松島コミュニティ・センター(以下「コミセン」と表記)との合築でしたが、それぞれを別棟として改築する計画です。改築中も消防車・救急車の待機・出動といった消防機能を維持する必要があり、業務を継続しながらの建て替えが求められました。
建て替え後もコミセンと出張所で連続感のある街並みを形成するため、外壁の色や大きな庇など2つの建物で共通点のある外装計画としました。2階部分は隣地の緑地から際立つホワイトの箱が浮かんでいるようなボリュームとし、1階部分はスタイリッシュなグレー、エントランスまわりは全体を引き締める濃いグレーの塗装で仕上げています。前面の歩道に向けて大きな片持ちの庇を設け、歩行者を呼び込むデザインとしました。また、車庫のオーバースライダーは光の透過する半透明の製品を採用し、中の消防車や救急車の雰囲気が外から見えるようにすることで、消防らしい凛々しさのある外観としました。
消防機能を維持した改築のため、既存の出張所を残しながら新たな出張所を建設できる配置計画としています。それに伴い、隣地の崖に建物が近接する配置となるため、崖に面する面にRCの厚い外壁を設けて安全に配慮するとともに、力強い印象を与える外観のアクセントとしています。1階に車庫や出場室、事務室といった執務空間を計画し、2階は仮眠室や休憩室、トレーニングのためのスペースなど、休息や生活のための空間を計画しました。1階と2階の性格の違いに合わせて、内装仕上げも、1階は清潔感と規律を感じさせる白系・2階はやすらぎの感じられるベージュ系を選定しています。
地域の安心・安全を守る拠点として、隣地のコミセンと合わせて今後も長く頼られる建物になることを願っています。
担当者
犬飼崇典+小林誠(元スタッフ)+佐々木結 (撮影:阿部建設株式会社)
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